【産後に胸が流れる】胸に脂肪を取り戻して美バストにするための3つの方法

上向きでふっくらとしている。きれいな丸い形でハリもある。
妊娠前はそんな胸が自慢だった方もいると思います。
産後に自身の胸の変わりようにショックを受けていませんか?

「妊娠前よりサイズが小さくなっている」
「胸の上部はそげてしまい、トップの位置が下がっている」
「胸の脂肪は背中や脇へ流れてしまっている」

私も卒乳後に悩みました。
胸に栄養がいくようにと、食事をしっかり摂っても胸は大きくならない。
代わりに厚みを増していくのは二の腕や背中ばかり…。
かといって食事量を減らすと胸から痩せてしまうし、「そこじゃない!」感が募っていく日々でした。

胸の脂肪は柔らかくて流れやすいです。
背中や脇に流れたままにしておくと、脂肪はその位置に癖づいてしまいます。
周辺の肉にどんどん厚みが増して、胸元だけでなく身体全体のバランスが悪くなってしまいます。

そんな状態を改善したい方は必見です!
ここでは、背中や脇へ流れた脂肪を胸へ戻すための方法をお伝えしています。
戻した脂肪の定位置を胸に癖づける。
そして再び周辺へ流れないようにします。

胸に脂肪を取り戻して、妊娠前みたいにファッションを楽しめる。
そんなあなたは、子供にとって「おしゃれで自慢のママ」になることができるかもしれませんよ。

どうして胸の脂肪は流れてしまうの?

妊娠したら乳腺が発達する

妊娠すると、2種類の女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌が緩やかに増加します。
すると、母乳を産生するために、乳腺が発達します。
胸は1割の乳腺と、9割の脂肪でできています。
乳腺が発達すると、乳腺を守るために乳腺周りの脂肪も増えます。
こうして出産直前には妊娠前より2カップほど胸が大きくなります。

出産したら乳腺は委縮する

出産すると、女性ホルモンの分泌が減少するため乳腺の委縮が始まります。
授乳量が減るにつれて乳腺の委縮も進み、卒乳後には妊娠前と同じくらいの大きさになります。
乳腺が委縮すると、乳腺を守るために周りについていた脂肪は周辺へ流れてしまいます。

クーパー靱帯が伸びたまま…そして脂肪が流れやすくなる

胸が上向きで丸い形を保てるのは、
・胸を支えている大胸筋
・胸を引っ張り上げる「クーパー靱帯」
のおかげです。
妊娠時にクーパー靱帯は自身が伸びることで、大きくなった胸の形も保ってくれていました。
しかし、クーパー靱帯はコラーゲン繊維であり、筋肉のような伸縮性はありません。
なので卒乳後に胸が小さくなったときも、自身は縮むことができずに伸びたままです。
クーパー靱帯は乳房全体に網目状に広がり、胸の脂肪が周辺に流れるのを防ぐ役割もしています。
しかし伸びたままではこの機能が発揮されず、脂肪は背中や脇、二の腕へ流れてしまうのです。
クーパー靱帯が伸びた産後の胸は、重力に負けて垂れ、脂肪が流れてしまうのでしぼんだ状態になってしまいます。

流れた脂肪を胸に戻したい!

胸の脂肪は特に柔らかく、流れやすいといわれています。
なので、胸に戻すためには日々のケアが必要になります。
ここからは流れてしまった胸の脂肪を戻し、さらに胸にキープするための方法をお伝えします。

マッサージで胸に脂肪を戻す

胸周りをマッサージすることで、周辺に流れた脂肪を胸に戻します。
胸に脂肪をつきやすくするためには、乳腺が発達することも重要です。
マッサージで女性ホルモンの分泌を活性化し、乳腺の発達を促していきます。
マッサージを行うのにオススメのタイミングは、血行が良くなっているお風呂上りです。
クリーム等を使いながら保湿も同時に行うと、より効果的です。

「乳腺の発達を促す」胸のマッサージ方法
  1. グーの手で、反対側の胸の上部をくるくると回しながらほぐす
  2. 脇の下に手を置き、アンダーバストを通って反対側の胸上部までさするように動かす
  3. 1と2を左右とも行ったら、背中の肉をつかんで胸に持ってきてそのまま15秒キープする
    (これを左右5回ずつ)
  4. も3の手順で同様に行う

最初は少し手間に思うかもしれません。
3と4は、徐々に回数を増やしていくのでも大丈夫です。
クーパー靱帯を傷つけてしまう可能性があるので、力を入れすぎないようにしましょう。

ブラジャーで脂肪を胸にホールド

マッサージで胸に脂肪を戻した脂肪を周辺へ流すのは
宣伝・道案内して入口前まで連れてきたお客さんを、隣のライバル店に取られてしまうようなもの。
ブラジャーで胸に脂肪をしっかりとホールドします。
胸に脂肪を癖づけるのに特化した、育乳ブラを着けましょう。
激しい運動を行う時は、クーパー靱帯が傷つくのを防ぐためにスポーツブラの着用をおススメします。
また、夜寝る時は最も胸の脂肪が流れやすい時です。
脂肪が横に流れないようにホールドしてくれるナイトブラを着けましょう。
着け心地が良く、寝ているときにも気になりにくいですよ。

ブラジャーを選ぶときに重要なのが、自分にサイズが合っているかです。
大きいと隙間ができてホールドできない、小さいと胸を潰して型崩れを引き起こしてしまいます。
どちらも脂肪が周辺へ流れる原因となります。
購入時には、トップとアンダーのサイズを測り、今の胸に合ったブラジャーを選びましょう。
ブラジャーは正しい着け方をして効果が発揮されます。
意外と「私間違っている!」という方も多いので以下を参考にしてみてください。

昼用ブラジャーの着用方法
  1. ストラップを肩にかける
  2. 身体を前かがみにしながらカップをアンダーラインに合わせ、ホックを留める
  3. 右手で右肩のストラップを浮かせ、左手で右胸全体を包みこむ。持ち上げながらカップの中に入れる(左胸も同様に)
  4. 脇の肉を胸に寄せて入れる
  5. 身体を起こし、ストラップの長さを調整する
ナイトブラの着用方法
  1. 足を通して下から履く
  2. 腕を通す
  3. 背中や脇の脂肪を胸に集める
  4. 位置を調整する

いかがでしたか?
ナイトブラは上から着用する指示がない限り、下から履いて着用します。
周りの脂肪を集めてカップにおさめやすく、きれいに支える事ができるためです。
適正なブラジャー選びと正しい着用方法を身につけて、胸に脂肪をしっかりと癖づけましょう!

筋トレで胸の脂肪が周りに流れるのを防ぐ

大胸筋を鍛えて、マッサージとブラジャーで胸にホールドした脂肪を再び周囲へ流さないための土台作りをします。
大胸筋を鍛えるには、腕立て伏せと合掌のポーズが効果的です。
腕立て伏せはハードルが高い!という方は、壁に手をつく腕立て伏せが取り入れやすいですよ。

壁に手をつく腕立て伏せ
  1. 壁から30㎝ほど離れたところに立つ
  2. 壁に手をつく(手の幅を肩幅より広くする)
  3. 通常の腕立て伏せと同様に腕を動かす
合掌のポーズ
  1. 胸の前で両手を合わせる
    (この時、両腕は横一直線になるようにする)
  2. 左右から押し合う

両方とも簡単なので、日常生活の中で時間を見つけて行うようにしましょう。

戻すのが難しい背中の脂肪・・・胸に効率よく集めたい

「マッサージで背中の手が届きにくいところの脂肪を胸に持っていくのが難しい・・・」
「胸に少し脂肪が戻ったけど、ブラジャーに背中のハミ肉が乗っている(泣)」
「背中の脂肪をもっと胸に集めるにはどうしたらいいの?」

ここからは、特にガンコな背中の肉を胸を効率良く戻すための方法をお伝えします。

ガンコな背中のハミ肉は加圧タイプのインナーで胸に

背中の肉を残さず胸に集めるには、背中に圧がかかっているタイプのブラジャーがオススメです。
背中はすっきりしたシルエット、胸はボリュームアップでき、ボディラインが整います。
さらにサイドが脇高で幅広いタイプを選ぶと、背中への脂肪の逆流をおさえることができますよ。

長時間サポートし続けるには着け心地も重視する

集めた脂肪を胸に癖づけるには、常に胸にホールドしておかなければなりません。
そのためには、常にブラジャーを着ける必要があります。
効果はあるけど締め付けが強いという場合は注意した方が良いです。
我慢し続けるのは、精神的にツラくなってしまうし、肩こりの原因にもなってしまうからです。
ストレスなく着けていられるかも重視して選びましょう。

圧がかかっているブラジャーをずっと着けていることってできるのかな?
こう思う方もいらっしゃいますよね。
私も最初は半信半疑でしたが、あるナイトブラでこれが実現できましたよ。
「背中の肉を効率良く胸に集めたい」と悩んでいる方には、このブラジャーがぴたりと合うかもしれません。

産後に胸の脂肪が流れて2カップダウン。厚みを増すのは背中ばかりで寸胴体型に。でも今は・・・

出産直後に大きくてハリのある胸に喜んだのも束の間・・・。
卒乳後はそこから2カップダウン。
さらに胸は垂れるし皮だけで脂肪がないスカスカの状態になるし、かなり貧相な姿になってしまいました。

代わりに肉づきが良くなったのは背中と脇。
あきらかに胸の脂肪が流れ着いてる・・・。

ケア方法を試したけどどうしても背中に肉がつく一方で、胸へ戻すのが難しかったんです。
その結果ボリュームを失った胸にがっしりとした背中で寸胴体型になってしましました。
身体のバランスが崩れてしまって妊娠前に着ていた洋服が似合わない。
水着も封印しました。

「背中の肉なんとかならないかなぁ・・・。」
そう悩んでいたときにあるナイトブラに出会いました。
着けてすぐ、背中に圧がかかって引き締められているのを感じました。
だから最初の3日間くらいは「少し違和感があるな」
という感じだったんですが、伸びが良いのですぐになじみました。
1ヶ月たつと妊娠前みたいなすっきりした背中になりました。
3ヶ月たつと狙いどおり背中のハミ肉が胸にいってくれたようでサイズが1カップ上がったんです!
あんなにガンコだった背中のハミ肉に悩まなくなったのは、このナイトブラに出会えたおかげです。
ナイトブラの詳細はこちらで紹介しています。
「背中に流れた肉を胸に戻したい」という悩みを抱えている方はこの続きをご覧ください。

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背中を無理なく引き締めて胸のボリュームをUPできました

まとめ

産後の胸は乳腺が委縮して、乳腺を守っていた脂肪は周囲へ流れてしまいます。
脂肪が周辺へ流れるのを抑えていたクーパー靱帯は、一度伸びてしまうともとに戻りません。

脂肪を胸に戻したい!3つの予防法

・マッサージで胸に脂肪を戻す、乳腺を発達させる
・育乳ブラとナイトブラを正しく着用し、胸に脂肪をホールド
・大胸筋の筋トレで胸の脂肪が周辺に流れるのを防ぐ

今回紹介した方法は、すぐに効果が表れる訳ではないので毎日コツコツ続けることが大事です。
ただ、どれも日常生活に少しプラスすればよい方法ばかりなので、「妊娠前の胸を取り戻したい!」という方はぜひ取り入れてみてください。
妊娠前のファッションをもう一度楽しめる未来が待っていますよ。