【産後の胸の大きさ ピークはいつ?】ピーク時から胸のケアをするべき理由と5つのケア方法

妊娠中に少しずつ大きくなった胸。
産後には見違えるほど変化していませんでしたか?

・思ったより大きくなって産後に備えて買ったブラジャーのサイズが合わない
・胸が大きくなって肩凝りがひどくなった・・・
・太って見える

胸が大きくなること自体は嫌じゃない。
でも産後の身体はボロボロ・・・。
夜中も授乳で何度も起こされるし、赤ちゃんの抱っこもしなきゃいけない。
そのうえ自分の身体も重くなるなんて(泣)。

赤ちゃんのお世話で忙しくて自分の身体を気にする余裕はまだないと思います。
でもピーク時の今、胸のケアを何もしないと後々後悔することになるんです。
卒乳後の胸は小さくなるだけでなく、垂れてしぼんでしまい悲しい姿に・・・。
残念なことに、何もしていないと胸が再び大きくなることはほぼないんです。
それどころか、年を重ねていくうちにますます垂れてしぼんでしまいますよ。

いまの胸をそのままキープし続けることは難しいです。
でも、垂れてしぼまないようにするための予防方法はあるんです。 
ピーク時の、ハリがある美しい胸ををキープできたら嬉しいですよね。
卒乳後ですでに垂れてしぼんでしまった・・・という方へのケア方法も紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

キレイな胸を保つことができたら、ショッピングで洋服選びが楽しくなります。
妊娠前に着ていたお気に入りの洋服もまた着ることができるようになりますよ。

産後の胸の大きさの変化

なぜ胸が大きくなるのか

乳房は大部分が脂肪で、その周りに乳汁を作る乳腺組織があります。
妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンの分泌量が緩やかに増加します。
プロゲステロンは乳腺組織を発達させます。
乳腺組織が発達することでその周りに脂肪もついてきます。
エストロゲンは乳腺を増殖させます。
乳腺組織の発達と乳腺の増殖により胸が大きくなります。

ピークは出産直前~産後1ヶ月

2種類の女性ホルモンの分泌量は、出産直前にピークを迎えます。
この時に胸の大きさはピークを迎え、産後1ヶ月くらいまで続きます。
個人差がありますが、妊娠2ヶ月ごろから大きくなり始めて妊娠5ヶ月ごろに1カップ上がります。
ピーク時には2カップほど上がります。

ピークを迎えたあと胸の大きさはどうなるのか

産後は、2種類の女性ホルモンの分泌量が減少するため乳腺の発達は抑えられます。
すると産後1~2ヶ月あたりから乳腺脂肪が減り始めます。
産後6ヶ月ごろに離乳食が始まると授乳必要量が少なくなり、乳腺脂肪の減少がさらに進みます。
この時点でピーク時から1カップほど下がります。
そして1年後には妊娠前と同じくらいの大きさになります。

小さくなった胸の状態は

結論から言います。
何もしていないと、小さくなったあなたの胸は垂れてしぼんでしまいます。
その理由について解説していきます。

垂れる理由

胸が丸い形を保っている理由

土台で「支える」と胸を「引っ張り上げる」役割が機能しているから
・土台で支えているのが大胸筋
・引っ張り上げているのがクーパー靱帯

クーパー靱帯はコラーゲン繊維で、胸全体に放射線状に広がっています。
妊娠時に大きくなった胸を引っ張り上げる為に、クーパー靱帯は自身の結合を緩めて(自身も伸びて)対応します。
クーパー靱帯は伸縮性がないので、一度伸びてしまうと元には戻りません。
つまり産後に胸が小さくなった時も、クーパー靱帯は伸びた状態のままなのです。
こうなると引っ張り上げる役割が機能しなくなってしまうため、胸が垂れてしまいます。

しぼむ理由

胸が小さくなる時に、伸びた皮膚も少しずつ戻っていきます。
しかし、乳腺脂肪が減るスピードの方が速いのです。
中身がスカスカで皮膚が伸びた状態になるので、しぼんでしまいます。

小さくなった胸はまた大きくなるのか

お金に余裕がある方でしたら、卒乳後に豊胸手術やバストアップサプリなど、再び大きい胸を取り戻す方法はあります。
何もしていない状態では、妊娠時のように乳腺組織が発達して胸が大きくなることはほぼありません。

ちなみに私は2人目を妊娠した時に再び胸が大きくなりました。
しかしこれも個人差があり、1人目の時ほど大きくならずに期待外れだった方もいます。
それに一時的な変化なので、何もしないと卒乳後にまた小さくなってしまいます。

そして年を重ねていくと、エストロゲンの分泌量は減少します。
エストロゲンの減少で乳腺が委縮すると、胸はますます小さくて垂れやすい状態に。
また、加齢に伴って肌のハリもなくなります。
そうすると胸はますますしぼんだ状態になります。
つまり、何もしていない状態では胸はもとに戻るどころかさらに小さくなり、垂れてしぼむも加速してしまうのです!

大きくなった胸をなるべく維持するための方法

前述したとおり、豊胸手術やバストアップサプリなど、再び大きい胸を取り戻す方法はあります。
しかし維持費用がかかるなどのデメリットもあります。
もっと手軽にできる方法を知りたい!という方のためのケア方法をここから紹介します。
ピーク時と同じ大きさを維持することは難しいかもしれません。
けれど、大きさをなるべく残しつつ垂れてしぼむのも抑えるためのケア方法はあります。
一つずつ紹介していきますね。

いまの胸に合ったブラジャーを着ける、寝る時も必ずブラジャーを

産後に備えて出産前から授乳ブラジャーを用意していた方が多いと思います。
そのブラジャーは、いまのあなたの胸の大きさに合っていますか?

・カップがきつい
・カップが大きくて胸との間に隙間があいている

それはどちらもクーパー靱帯に負荷をかける原因になっています。
もったいないと思うかもしれませんが、すぐに買い直した方が良いです。
トップとアンダーのサイズを測って自分の現状サイズに合ったブラジャーを着けましょう。
産後で外出もまだできない場合は、インターネットでも売っています。

授乳のしやすさから、寝る時にブラジャーを着けていない方もいると思います。
その状態では胸の脂肪が脇へ流れてしまい、小さくなって垂れる原因になります。
寝る時も授乳ブラを着用しましょう。

卒乳のタイミングを調整する

急に授乳量が減ると乳腺脂肪の減少も急になり、小さくしぼんだ胸を作りやすくなってしまいます。
卒乳の目安時期を決めて数か月前から徐々に授乳回数を減らしていくと、胸の変化を緩やかにすることができます。
ただし、卒乳は赤ちゃんのタイミングも重要になってくるので、様子を見ながら時期の調整をしていきましょう。

胸の位置をキープするために、正しい姿勢と大胸筋の筋トレ

正しい姿勢

赤ちゃんの授乳や抱っこ、おむつ替え等で前かがみになりがちの時期ですが、胸が下を向いている時間が長いと垂れやすくなってしまいます。
なるべく背筋を伸ばすよう意識しましょう。
授乳の時は授乳クッションなどで赤ちゃんの位置と胸の高さを合わせるようにしましょう。
また、肩甲骨を寄せるようにすると、胸が上向きになります。
胸が大きいと肩が凝りやすいですが、肩甲骨を寄せると周りの筋肉がほぐれるので、肩こり解消にも良いですよ。

肩甲骨を寄せるストレッチ

1.手を後ろで組む
2.胸が上を向くように肩甲骨を寄せる

大胸筋の筋トレ

土台がしっかりすると、大きな胸を支える力がアップします。
胸を土台で支える大胸筋を鍛えると胸周りが発達し、卒乳後も小さくなりにくい・垂れにくい胸にすることができます。

また、血行が良くなり胸に酸素や栄養が行きやすくなります。
産後のまだ身体が回復していない時期ですし、育児で忙しいので本格的な筋トレは難しいと思います。
そんな時には合掌ポーズの筋トレがオススメです。

合掌ポーズの筋トレ

・左右の手のひらを、胸の前で合わせる
・左右から力を込めて押し合う

バランスの良い食事が基本、エストロゲンの作用が期待できる栄養素を取り入れる

母乳を通してあなたが摂った栄養素は赤ちゃんにもいきます。
偏りのある食事をしていると、不足する栄養素が出てしまうことも。
それってあなただけでなく赤ちゃんの健康にも良くないですよね。
まずはバランスを意識した食事を心がけましょう。
その食事に、エストロゲンの作用が期待できる以下の栄養素を積極的に入れていくことを意識してみましょう。

大豆イソフラボン

多く含まれている食材

大豆
豆腐
納豆
豆乳 など

エストロゲンと似た働きをするのが大豆イソフラボンです。
1日の摂取目安は、豆腐は1/2パック、納豆は1パック、豆乳は200mlほどで満たすことが出来ます。

ボロン

多く含まれている食材

キャベツ
リンゴ
アボカド
ナッツ
とろろ昆布 など

エストロゲンの分泌を促進するといわれているのが、ボロンというミネラルの一種です。
ボロンは熱に弱いため生食で摂と良いです。

タンパク質と良質の脂質

多く含まれている食材

魚介類
肉類
卵 など

エストロゲンはホルモンの一種で原料はタンパク質やコレステロール等です。
両者が含まれていてオススメなのが旬の魚や卵です。
肉類ですと、タンパク質や脂質の種類・含有量が異なるので、牛肉・豚肉・鶏肉をバランス良く摂るとそれぞれの必要量を満たしやすくなります。

コレステロール(脂質)と聞くと身体に悪いものと思われがちですが、脂質を抑えすぎた食事を摂ると乳腺脂肪が減り、さらに胸がしぼんでしまいます。

授乳中のタンパク質摂取の目安は、妊娠前より+15~20gとなっています。
肉や魚は、種類や時期にもよりますが100g弱、ゆで卵なら2個分多く食べるようにすると、このプラス分を摂取することができます。

保湿で皮膚に張りを

伸びている皮膚にしっかりと保湿をしておくことで、肌にハリが出てしわしわになるのを予防できます。
授乳している方は、赤ちゃんの口に入っても大丈夫な保湿剤を選ぶようにしましょう。

すでに卒乳後の方は

卒乳後は早急に育乳を開始する

・胸が垂れてしぼんでしまっている
・卒乳後の胸をピーク時の大きさになるべく近づけたい
ピーク時のような丸くてハリのある胸を取り戻したい

卒乳後の垂れ乳やハリのないしぼんだ胸に悩んでいる方は、切り替えて育乳を開始しましょう!
母乳が出なくなり、胸の状態が落ち着いてきたらスタート開始の合図です。
育乳に切り替えるタイミングは早いほどピーク時の胸に近づきやすくなります。
具体的な育乳方法をここから紹介していきますね。

バストアップマッサージを始めよう

マッサージ方法
  1. グーの手で、反対側の胸の上部をくるくると回しながらほぐす
  2. 脇の下に手を置き、アンダーバストを通って反対側の胸上部までさするように動かす
  3. 1と2を左右とも行ったら、背中の肉をつかんで胸に持ってきてそのまま15秒キープする(これを左右5回ずつ)
  4. 脇も3の手順で同様に行う

ピーク時に乳腺周りにいた脂肪は、乳腺が委縮すると乳腺から離れて胸の周辺へ流れています。
そしてそのまま背中や脇の脂肪となってしまうことが多いんです・・・。
流れた脂肪を胸に戻すために、バストアップマッサージを始めましょう。
脂肪は長くいる場所に留まる傾向があります。
ピーク時の胸に近づけるために、マッサージで胸に脂肪を集めましょう。

授乳用ブラはすぐに卒業、育乳用ブラに切り替えを

・授乳用ブラは補正力が弱めだから育乳は難しい
・マッサージで集めた脂肪を育乳用ブラで胸に留める
・長時間胸に脂肪を留めるためには寝ている間も育乳を

授乳用ブラは授乳のしやすさが強みのブラジャーです。
楽な着心地なのでそのまま着けている方が多いですが、卒乳後の胸を育乳するには役不足なんです。
すぐに育乳できるブラジャーに切り替えましょう。
そして胸に脂肪を長時間留めるためには、寝ている間のホールド力が重要になります。
胸が型崩れしやすい仰向けになったり、寝がえりで胸を揺らしてしまったりと、胸の脂肪が流れやすくなるからです。
この時に胸が無防備になっていると、脂肪は胸からいなくなり背中や脇の脂肪になってしまいます。
夜はナイトブラで胸に脂肪をしっかりとホールドしましょう。

とはいっても授乳用のブラからワイヤー入りのしっかり育乳ブラに変えたとき、締め付けのキツさにストレスを感じてしまう方もいます。
育乳は継続しなければ効果は出ないので、着心地は重要です。

それなら育乳と着心地の良さ両方を1枚のブラで達成することができたらいいのに・・・と思いませんか?
私はあるブラジャーを着けた時に両方を実現できましたよ。
「卒乳後の胸をピーク時に近づけたい」という方は、このブラジャーを試してみると良いかもしれません。

産後のピーク時から卒乳後に2カップダウン。さらに垂れてしぼんだ私の胸。でも今は・・・

私の胸は妊娠中に徐々に大きくなり、出産直前には2カップ上がりました。
これまで見たことのないくらい大きくてハリもある胸に喜びを感じていました。

しかし、産後数ヶ月するとそんな胸が少しサイズダウンしています。
ピーク時の胸をなるべくキープしたかった私は、そこから食事や筋トレなど対策し始めました。
しかし授乳すればするほど胸の大きさはサイズダウンしていき、卒乳後には結局2カップダウン(泣)。
そして垂れてしぼんだ、ピーク時とはかけ離れた胸になってしまいました。

それでもあきらめきれずに卒乳後にできるケア方法を探していたとき、あるナイトブラに出会いました。
着け始めて3日間くらいは少し違和感がある。
しかしその後は、着心地がいいし胸の脂肪を逃さずに補正してくれていい感じです。
続けていると、
1ヶ月後には「胸の丸みが戻ってきて谷間もでき始めてる。」
3ヶ月後には「胸の大きさが明らかに違う」
実際に測ってみると、1カップ上がっていたんです!

SNSでも話題になっていて、多くの人が私のような嬉しい変化を実現してるみたい。
「卒乳後の胸をピーク時みたいに大きくしたい」
「垂れてしぼんだ胸を丸みがあるキレイな形に復活させたい!」

と思っている方へ。
こちらで詳しく紹介していますので読んでみてくださいね。

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3ヶ月で1カップアップに成功!その体験を紹介しています

まとめ

産後に大きくなった胸。
戸惑いや喜び等、受け取り方はそれぞれだと思います。
胸が大きくなるのは妊娠中のホルモンの作用で乳腺組織が発達するためです。
その大きさは出産直前~産後1か月頃にピークを迎え、妊娠前より2カップほど大きくなります。

大きくなった胸は何もしないと卒乳後には小さくなり、垂れてしぼんでしまいます。
この記事では、5つの予防方法を紹介しました。

5つの予防方法

・適切なブラジャー選
卒乳時期の調整
・正しい姿勢大胸筋の筋トレで胸の位置をキープ
バランスの良い食事に、エストロゲンの作用を期待できる栄養素を積極的に取り入れる
保湿で皮膚に張りを与える

今のうちからできることを実践しておくことで、卒乳後の胸の大きさが変わってきます。
そうしたら、胸のことを気にせずにお洋服選びを楽しむことが出来ますよ。