【産後に垂れ乳になった】妊娠中~卒乳後まで 胸を垂れさせないための予防策はこの3つ!

妊娠中~卒乳後にかけて、ママの身体には様々な変化が起こります。
卒乳後の自身の胸にショックを受けていませんか?

垂れてしぼんでしまった
胸上部の肉がなくなり、ガリガリのデコルテになってしまった
胸の脂肪が背中や脇へ流れやすくなってしまった

私も1人目の卒乳後に垂れ乳になり、ショックを受けました。
それから少しして2人目の妊娠が判明したんです。
「今度は同じ結果になりたくない!」
と思い、すぐに調べて予防策を開始しました。

私のように2人目を妊娠して再び胸が大きくなり位置も上がった、という方はたくさんいます。
けどきちんと対策しないと、卒乳後にまた垂れ乳になってしまいます。

年を重ねると、胸を支える筋肉や乳腺、引っ張り上げる力すべてが衰えていきます。
すると垂れ乳は進行するばかり
乳腺やクーパー靱帯が衰えると脂肪が横へ流れやすくなり、「離れ乳」にもなってしまいます。
こうして妊娠前の胸の形からどんどん遠ざかってしまいます・・・

ここでは、妊娠中・授乳中・卒乳後の各時期にできる、垂れ乳の予防策をお伝えしています。
妊娠中から取り組むことでより効果が上がりますので、ぜひ実践してみてください。

胸の位置が上がると、デコルテもふっくらとしてきます。
デコルテの状態って女性の見た目を左右するポイントなんです。
垂れ乳を改善したあなたは、今よりも5~10歳くらい若く見えちゃうかもしれんよ。

どうして産後に垂れ乳になるの?

妊娠中~卒乳後の胸の大きさの変化

胸は脂肪が大部分、その中に乳汁を作る乳腺組織があります。
妊娠中は、2つの女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の分泌量の増加により乳腺組織が発達し、胸が大きくなります。
分泌量がピークになる出産直前に、大きさもピークになります。
個人差はありますが、妊娠5ヶ月目くらいにかけて1カップ、出産直前にかけては2カップ上がります。
産後は分泌量が減る為、1~2か月あたりから乳腺脂肪が減り始め、胸も徐々に小さくなっていきます。
6か月後には1カップ・1年後には妊娠前ほどの大きさに戻ります。

胸の形を保つクーパー靱帯が伸びる

胸全体は、土台部分にある大胸筋によって支えられ、「クーパー靱帯」というコラーゲン繊維によって引っ張り上げられています。
クーパー靱帯は乳房全体に放射線状に広がっており、重力に負けず胸の形を丸く保つ役割をしています。
妊娠すると、クーパー靱帯は結合を緩めて伸びることで大きくなった胸を支えています。
産後の胸が小さくなった時には縮んでくれるのかと思いきや、一度伸びたクーパー靱帯は元に戻りません。
伸びきったクーパー靱帯では胸を支えることが出来ず、重力によって胸は垂れてしまいます。

垂れ乳を防ぐための予防策

ここからは、産後の垂れ乳を防ぐための予防策を紹介します。
妊娠中・授乳中・卒乳後それぞれ上げていますので、ご自身にあった時期の予防策を参考にしてみてください。

胸が下を向かないような姿勢を保とう

妊娠中

お腹が大きくなってくると、座っている時の姿勢が猫背になりがちです。
猫背が癖づくと、胸が下を向いている時間が多くなり、産後の垂れやすさに繋がります。
お腹の張り具合等に注意しながらですが、背筋を伸ばすよう意識していきましょう。

妊娠中はあぐら姿勢で座っている方が多いと思います。
その時に、骨盤を立てながら座るよう意識してみると良いです。
もし痛みを感じるようでしたら、おしりの下にクッションやタオルを敷きましょう。

授乳中

授乳時は前かがみになりがちですが、これも胸が下を向いてしまいます。
また、授乳時に赤ちゃんの位置が低いと、赤ちゃんがおっぱいを吸う時に胸が下に引っ張られてしまい、垂れ乳の原因となります。
授乳クッション等で赤ちゃんと胸の高さを合わせるようにしましょう。

横向きに寝ている姿勢で行う添い乳は胸の脂肪が横に流れてしまう為、垂れ乳の原因となります。
夜中もなるべく起き上がって授乳するようにしましょう。

授乳中~卒乳後

肩甲骨を寄せることを意識すると、胸が上向きになる姿勢を作ることができます。
手を後ろで組んで伸ばすと肩甲骨が寄せられるので、隙間時間のストレッチにオススメです。
このストレッチを習慣づけると、ただ立っているときにも肩甲骨を寄せる癖がついてきますよ。

大胸筋を鍛えて土台から胸の位置を上げよう

妊娠中~卒乳後

大胸筋は呼吸を助ける働きもあります。
ゆっくり深呼吸することは大胸筋を鍛えることに有効です。
無理のない範囲で妊娠中から取り入れましょう。

授乳中~卒乳後

大胸筋を鍛えることで、胸を土台から盛り上げる・胸周りの血流を良くする効果が期待できます。
胸の筋肉は普段あまり使う機会がないので、筋トレで鍛える必要があります。
育児や家事で忙しいなかでも手軽にできる、大胸筋の筋トレ法を1つ紹介します。

1.胸の前で合掌
2.左右から思い切り押し合う
1回30秒、10秒休憩して3セット行う。

これだけです。
肩甲骨のストレッチと同様に隙間時間にできますよ。

適正なブラジャーを選び、胸に脂肪をホールドしよう

妊娠中

上述の通り、妊娠中は胸の大きさが緩やかにアップします。
ブラジャーのサイズが大きすぎるとホールド力が弱くなり、小さいと圧迫してしまうのでともにクーパー靱帯にダメージを与える恐れがあります。
トップとアンダーのサイズを測って購入するようにしましょう。
妊娠初期~妊娠中期頃に購入する場合は、胸がまだ大きくなる可能性が高いので1カップ大きいサイズを購入しておくことがオススメです。
妊娠後期に購入する場合は、胸の形をキープしてくれつつ産後に備えて授乳しやすいブラジャーがオススメです。

授乳中

妊娠後期と同じです。
胸の形をキープしてくれつつ授乳しやすいブラジャーを選ぶようにしましょう。
また、徐々に胸が小さくなっていく時期なので、肩紐の長さを調整できるブラジャーだと対応しやすいです。

授乳が楽だからと、夜寝る時にノーブラにしてしまうのはバストの脂肪が流れてしまうのでダメです!
夜も授乳用ブラジャーを着用しましょう。

卒乳後

授乳用ブラジャーは、締め付けが少ないぶん着心地は楽ですが、ホールド力も少ないので胸の脂肪が流れやすいです。
ますます垂れてしまう可能性があるので、卒乳後に母乳が出なくなったら授乳用ブラジャーを卒業しましょう。
妊娠前とサイズが変わっていることが多いので、卒乳後にサイズを測り直し、現状に合ったブラジャーを着用しましょう。
「育乳ブラ」等、ホールド力の高いブラジャーを選び脂肪を胸に癖づけましょう。

寝ているときは最も脂肪が流れやすい時間です。
ナイトブラでホールドしつつ、リラックスして眠れるようにしましょう

予防をしていたのに・・・それでも垂れ乳になってしまった

垂れ乳が進行するのを防ぐためにさらに予防策を

「ショック・・・予防策をしていたのに垂れ乳になってしまった」
「おへそ近くまで垂れたこの胸をとにかく早くなんとかしたい」

予防の努力も虚しく垂れ乳になってしまうと、がっくり感が大きいですよね。
垂れ方が大きくて、胸のシルエットの変わりように愕然とする方も多いです。
垂れた胸のクーパー靱帯は、伸びたり切れたりして傷つきやすい状態になっています。
そんな状態の胸を放置してしまうと、垂れ乳はどんどん進行する事態に・・・。
クーパー靱帯をこれ以上傷つけないよう、さらに予防策を行いましょう!

胸のホールド状態を徹底する

・胸を揺らす行動はNG
・胸が揺れやすい寝ているときのホールド力を強化する
・着用し続けてもツラくないブラジャーを選ぶ

胸が揺れやすい環境を作ってしまうと、傷つきやすくなっているクーパー靱帯の状態はすぐに悪化します。
しかし、今後は子供を追いかけて急に走らなければいけない場面がたくさん出てきます。
そんなときでもクーパー靱帯を守れるよう、日頃からホールド力がしっかりしたブラジャーを着用しましょう。

繰り返しますが、胸が最も揺れやすいのは寝ている時です。
ブラジャーで固定していないと、寝返りの度に揺れ放題になってしまうんです。
なので寝ている時はナイトブラが必須です。

常に着用するためには、着心地の良さも大切ですよね。
サポート力が強くてキツいな・・・と感じるブラジャーを無理して着用するのは続きません。
精神的にツラいですし、寝ている時に身体が休まらなかったり、肩こりの原因になってしまいます。
その結果、着心地が楽な授乳用ブラに戻してしまうという方が多いんです。

着心地が良くてホールド力もしっかりしているブラジャーと言いましたが、探すのは少し難しいかもしれません。
実際に私もたくさん試しましたが、なかなかしっくりくるブラジャーに出会えなくて
「もう授乳用ブラジャーでいいかな・・・」
とあきらめかけていました。

そんななかで試したあるブラジャーは・・・。
まず着心地の良さがばっちり。
そしてふにゃふにゃの垂れ乳を朝起きてもブラの中にキープしていたりと、ホールド力が高い。

「これ以上垂れ乳になるのはイヤ」
「垂れ乳を改善して妊娠前の胸に近づけたい」

という方には、このブラジャーがぴったりかもしれません。

産後はふにゃふにゃの垂れ乳だった私がブラジャーを変えたらハリのある上向きバストへ

私は妊娠するまで胸について悩んだことがありませんでした。
ところが1人目の卒乳後に自分の胸を見て愕然。
「垂れるとは聞いていたけど、これはショック・・・」
だから次の妊娠が判明したときに
「今度こそは!」
と妊娠中から垂れ乳対策をして卒乳後に備えたつもりだったのですが・・・。
「1人目よりはマシだけどまた垂れてる・・・何をしてもダメじゃん!」
とがっくり。
だけどこれ以上悪化させたくなくてブラジャーを色々と試していました。
探すのに苦労しましたが、あるブラジャーを購入したときに
「これだ!」
という出会いが。

着心地がとにかく良くて、ずっと着けていたくなるブラジャーなんです。
着けていると
1ヶ月後に「胸がおわん型に戻ってきた」
3ヶ月後に「ブラジャーを外しても胸が垂れなくなってきた」
そして今は、胸がしっかり上向きでハリもあります。

卒乳の度に自分の胸にがっくりなるのを繰り返していて、正直あきらめかけていました。
そんな私が再び悩み知らずの胸になれたのは、このブラジャーに出会ったおかげです。
「この垂れ乳をどうしても上向きに戻したい」
という方は、こちらも読んでみてください。

>>続きを読む
↑↑↑
1ヶ月で垂れ乳からおわん型の胸になった理由が分かります

まとめ

産後の垂れ乳は、以下の順で起こります。

  1. 女性ホルモンの分泌量が減少し、乳腺が衰退する
  2. 妊娠中に大きくなった胸が妊娠前ほどの大きさに戻る
  3. クーパー靱帯が伸びたままで胸を引っ張り上げられなくなる
  4. 胸が垂れる

垂れ乳を予防するためには、以下の3点を実践しましょう。

胸が下を向かないような姿勢を保つ
大胸筋を鍛えて土台から胸の位置を上げる
各時期にあった適正なブラジャーを選び、胸に脂肪をホールドする

妊娠中から取り組むことで、より効果が上がってきます。
垂れ乳を改善して胸全体の位置が上がってきたら、ふっくらした美しい胸元を手に入れることができるようになります。
プールや温泉等のレジャーも思いっ切り楽しめるようになりますよ!