産後胸が小さくふにゃふにゃになり、悩んでいるあなたへ。
・妊娠中はハリがあった胸。産後どんどん小さくなっている。
・なんだかふにゃふにゃとしぼんできた気がする。
・体型の変化が怖くて鏡も見たくない。
産後、女性の身体は大きなターニングポイントを迎え、どんどん変化していきます。
赤ちゃんは出たはずなのになぜかお腹がぽっこり出ているように感じたり、骨盤がゆがんで腰痛になりやすくなったり。
特に一番気になるのが「おっぱい」ですよね。
めんどくさい、時間がないからとケアをせず放置しておくと、胸は加齢とともにどんどん下がったり、しぼんできます。
でも、日常生活の中にちょっとケアする時間を入れるだけで、ふにゃふにゃおっぱいを「美おっぱい」にすることができるんです！
今回は、そんなあなたのためのふにゃふにゃおっぱいを美おっぱいにする方法についてご紹介します。
鏡を見る前のどんよりとした気持ちも前向きになり、オシャレも楽しくなりますよ。
産後、胸がふにゃふにゃになった女性は約９割！
すでに卒乳した先輩ママに聞いたところ、「卒乳後胸がしぼんだ、または垂れた」結果になったママはじつに約９割にものぼりました。
下記はそんな先輩ママの声の一部です。
・「１人目の卒乳後、胸のボリュームがなくなった」
・「美乳のつもりだったのに、ふにゃふにゃ垂れ乳になりショック」
・「３人産んで、３人とも母乳で育てた。以前は巨乳だったのに、今はふにゃふにゃで小さくなっている」
・「わたしも同じ現象が起こりました」
・「私だけかと思っていた、同じ人がいてホッとしました」
このように胸がふにゃふにゃになってしまったという女性はかなりの数いるようです。
自分だけかと思ったけど、同じような人がいて安心した、という声もきかれました。
同じ状態になる人が多いとわかったけれど、できれば以前のようなハリのある美おっぱいに戻したいですよね。
その解決方法をご紹介する前に、なぜ産後、また卒乳後に胸がふにゃふにゃになるのか、その原因をお伝えします。
産後にふにゃふにゃおっぱいになるのは脂肪の増加が原因だった！
産後のおっぱいは、母乳を出すための乳腺がパンパンに張って、いつでも赤ちゃんに母乳を飲ませられるフル稼働の状態です。
それが、卒乳が近づき授乳回数が減ることで乳腺の働きも減り、同時にハリも減少、そして卒乳と同時にしぼんでしまいます。
しぼんだ乳腺の隙間にやわらかい脂肪が入り込み、どんどん脂肪の割合が増え、あんなにハリのあったおっぱいがふにゃふにゃしたやわらかい感触になります。
さらに急にしぼむことで、皮膚がその変化についていけず、だらんと伸びきったままになってしまうのです。
また、女性ホルモンなど他の要因も考えられます。
・女性ホルモンの変化
赤ちゃんを出産して授乳をすることで女性ホルモンがたくさん分泌され、乳腺も刺激されて増えますが、産後２か月くらいから女性ホルモンの分泌量が徐々に減り始めます。その影響を受けてバストも、じわじわと小さくなるのです。
・クーパー靭帯への負担
クーパー靭帯とは簡単に言うと、「おっぱいのハリを保っているもの」です。
胸を支えるコラーゲン繊維の束でできている組織で、この靭帯が伸びたり、ぷつぷつと断裂していると胸が垂れる原因になります。
授乳中は赤ちゃんにおっぱいをあげやすくするため、つねに前かがみの姿勢になっていた方も多いのではないでしょうか？
実はその前かがみの姿勢は、クーパー靭帯に大きな負担をかけてしまっていたのです。
女性ホルモンやクーパー靭帯と言われると、いまさら努力してもどうにもならないのでは？と思う方もいるかもしれません。
ですが、なにも対策をせず日々過ごしているとおっぱいはどんどん垂れてしぼんでいくばかり。
毎日少しずつでもおっぱいに意識を向けられるといいですね。
さて、いよいよ産後のふにゃふにゃおっぱいを美おっぱいにするための解決策をご紹介します。
ふにゃふにゃになった胸をブラジャーと簡単エクササイズで美おっぱいへ！
１．正しいサイズのブラジャーを着ける
卒乳後も妊娠前と同じブラジャーを着ける方もいらっしゃいますが、それはぜひともやめていただきたいです。
というのも、卒乳後は垂れたりしぼんだり、女性ホルモンの変化などもあって、完全に妊娠前のサイズに戻ることは少ないのです。
それなのに、サイズの合わない妊娠前のブラジャーを着けて日々過ごしてしまうと、さらに胸が垂れる原因になってしまいます。
卒乳後は今まで使っていたブラジャーではなく、下着店にサイズを測りに行くことをおススメします。
プロの店員さんにサイズの採寸からフィッティングまでしてもらうのが良いでしょう。
ブラの種類も多岐にわたるので、目的にあったブラ選びをすることも大切です。
卒乳後のブラジャー選びでは、「快適性or快適性＋スタイルアップ」の2つの方向で選ぶのがおすすめです。
快適さを重視したいママにおすすめなのは、「カップ付きインナー」です。
ワイヤーの締め付けが窮屈に感じる方には、カップ付きインナーがおすすめです。
慣れない育児や家事で大変な時期なので、少しでもストレスを減らすために快適に身につけられるものを選ぶと良いでしょう。
快適さもスタイルアップも諦めたくないママにおすすめなのは、「ノンワイヤーブラ」です。
快適さも欲しいし、見た目が綺麗なのが良いという方には、ノンワイヤーブラがおすすめです。
ワイヤー入りのブラは締め付けが気になることもありますが、ノンワイヤーブラなら楽につけられてきれいなバストシルエットを作ってくれます。
２．胸筋を鍛えるエクササイズをする
エクササイズをすることが直接バストアップにつながることは少ないですが、胸の下垂には胸筋を鍛えるのがおすすめです。大胸筋を鍛えれば胸はある程度は復活したように見せることができます。
ここでは３つ、胸筋を鍛えるエクササイズをご紹介します。
〇ワイドプッシュアップ
①床に両手をつき、肩幅より少し広めに開いてハイプランクのポジションをとる。体幹に力を入れて、お尻を上げる（上げすぎず、頭から足を一直線になるようにする）
②ヒジを曲げ、胸をできるだけ床に近づける。ここで胸が床についてもＯＫ。
③首をニュートラルな状態に保ちつつ、ヒジを伸ばして上体を押し上げる。これで1回。
１０回～１５回繰り返します。
〇スタンディングプレス
①足を肩幅に開いて立つ。
②ひじを直角に曲げて左右に開く。
③体幹に力を入れたまま背筋を伸ばし、ひじを直角に曲げたまま正面に持ってきて合わせる（ひじを先に動かさず、腕全体を同時に動かすイメージ）
④この動きを巻き戻してスタートポジションに戻る。これで1回。あれば超軽量のダンベルを持つと難易度が高くなります。１０回～１５回繰り返します。
〇スーパーマン
①うつ伏せの状態で腕を前に伸ばす。手のひらを下に向けて脚も伸ばす。
②両脚と両腕を同時に持ち上げ、５秒静止してからもとのうつぶせ状態に戻る。これで1回。
１０回～１５回繰り返します。
胸筋は意識して使っていないと、胸に自然なハリは出ません。
裏を返せば毎日少しずつトレーニングすることで胸に自然なハリを取り戻すのも不可能ではないのです。ぜひ、家事の合間や育児の合間にやってみてくださいね。
産後、胸がふにゃふにゃになっても諦めないで！
産後は赤ちゃんのお世話が忙しく、なかなか自分の身体のことまで考えられないものです。
ただ、この時期にきちんとバストケアをしているかどうかで今後の胸に大きな違いが出てくるのも事実。
最後にこの記事の大切なポイントをもう一度お伝えします。
・産後ふにゃふにゃおっぱいになるのは、脂肪の増加が原因。
・女性ホルモンやクーパー靭帯の損傷で胸が垂れることもあるが、対策はある。
・卒乳後はサイズを測り直し、しっかりと自分に合ったブラジャーを着ける。
・胸の下垂には胸筋を鍛えることが重要。毎日トレーニングすると胸にハリを取り戻せる。
上記に書いたような、無理なくできる小さなことからで構いません。
授乳を頑張ったおっぱいと自分を褒めつつ、毎日少しずつ対策をしましょう。
「あの時頑張ってよかった！」
美しい胸で自分の好きな服を着こなしてにっこり笑うあなた。
そんな未来が待っていますよ。